結納時にかかる費用

ご祝儀袋と湯飲み

重要な儀式である

最近では行わなくなっている例も多いものの、正式な婚約を行う場合にはやはり重要な儀式であるのが「結納」です。
両家の結びつきを明確に示すために行われるものですが、これにもさまざまなお金が掛かるのです。
ちなみにこの結納も結婚式と同様に地域によって差があり、一般的に西側地域では高額で、東側地域では安価な傾向があります。

結納金としての平均的な金額は、100万円が全体の50%かから60%を占めていました。
中には200万円以上と答える家もあり、地域差や家庭の経済事情などによっても大きく変化します。
基本的にこの際のお金はピン札を利用するという文化があるため、お札の用意についても注意しておきましょう。

ちなみに、結納の際の接待費用は女性側の家庭が負担するというのが一般的なスタイルです。
その変わり結納品などの面では男性側の負担が大きいため、総合的に見ると男性側の方が負担が大きくなっていることが多いでしょう。

結納返し

結納を行う際には、正式な婚約を意味するものとして男性から女性に婚約指輪を渡すというのが一般的なスタイルとなっています。
これに対して女性側から、お礼として渡すことになるのが結納返しです。
この結納返しは指輪の金額のおおよそ半分程度を見積もるというのが一般的となっています。
男性にとって必要なものを返す事が多いため、サラリーマンの男性が相手ならスーツや時計などがよく利用されます。

ただ、最初にも述べたとおり、最近では結納自体を行わないことも多くなってきました。
また、行うとしても形式だけで行い、お金のやりとりはしない形式も多くなっています。
両家で同意が取れるのであれば、必ずしも風習通りにしなければならないわけではありません。
実際、結納をするのであれば必要な仲人も、立てないで結婚する夫婦が多くなっているため、気にしすぎることはないでしょう。

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