40代で考えるべきマネープラン

ライフステージで変わっていく必要

30代からさらに10年程の時間が経ち、40代になった時にはまた別のマネープランを考えなければなりません。
かつて、老後資金の用意というのはより老後が手に届く距離であった50代頃から行うというのが一般的でした。
しかし、社会制度の変化によって、50代からでは間に合わなくなってしまうケースが続出するようになっています。
その原因の一つであるのが「年金支給年齢の引き上げ」です。

2015年現在、年金支給の開始年齢は65歳となっています。
企業によっても違うものの、定年退職は60歳と定められているケースが多いでしょう。
つまり、退職から年金の支給まで、5年間もの収入的空白期間が生まれてしまうようになりました。
この時期の間は貯金や退職金などを使いながら、無収入でもやりくり出来るように調節をしていかなければなりません。

そのことを考えると、50代からマネープランを考えるのでは少々遅いと言えます。
「30代女子のマネープラン」の中でも述べたように、基本的に資産運用というのは早い段階から始めるほどリスクを取らずに済む仕組みとなっています。
長期間であること自体がリスクとなっているため、お金の方のリスクを肩代わりしてくれるためです。
40代は自分の老後が希望に満ちたものになるのか、切羽詰まったものになるのかの分水嶺です。

40代の経済状況

それでは、統計を元にして40代の家庭における経済状況がどのようになっているのかをみてみましょう。
実は40代の頃というのは、家庭における経済状況が一段落つき、余裕が出始める時期であるとされています。
というのも多くの場合子供にお金が掛かる時期が終わり、自分たちの収入を自分たちのために利用出来るようになるためです。

お金に余裕があるかどうかは可処分所得から消費支出を引いた費用で算出することができます。
総務省発表の家計調査によると40代の可処分所得は45万8577円、消費支出は32万2987円で、計算した収支は13万5590円となります。
これに対して40歳未満の場合には可処分所得が39万3162円、消費支出が26万7324円、計算した支出は12万5838円です。
さらに10年進み50代となると、可処分所得は47万924円、消費支出は34万6211円、計算した支出は12万4713円となります。

この結果からわかるように、実は40代が一番収支に余裕があり、自由に使うことが出来るお金が多くなっている時期です。
この時期のお金を利用することで資産運用を行えば、リスクを大きく取らずともある程度効果的な方法を見出すことが出来るでしょう。

ただ、無計画に行えばあとになって大きな問題を招く必要もあります。
重要なのはその時点において中長期的な計画を立て、老後までにどのような資産プランを行うのかを考えておくことです。
細かいお金まで記載する必要はありませんが今後どのようなお金が必要になるのかを書き出し、それぞれに係るお金などを計算しながら計画を立てるようにしましょう。

とはいえ、厳密には将来どうなるのか、というのは未来予知ができない私達には正確に予測することはできません。
不慮の事態が発生した場合にも対応できるような余裕を持って計画を立てることが何より重要です。
また、その通りに履行できなくなった場合にもパニックを起こさず、冷静に対応を出来るようにさまざまなパターンを想定しておきましょう。
リスクを減らすためには、マネープランと一緒に健康管理などを始め、できるだけイレギュラーが起こらないように注意することも重要です。

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